2013年09月13日

熊野街道の旅 その4

熊野街道の旅 その4

前回7月13日の熊野街道の旅その3で熱中症となり、酷暑の8月を回避し旅の再開です(^^)

熊野一の鳥居跡からスタートです!


今回のコースは熊野の入り口鳥居跡から、藤白坂と拝ノ峠とふたつの峠を越え有田市宮原へと向かいます!

不治の病の小栗さんも元気になった熊野の神へと続く道


藤白神社で旅の安全祈願、南方熊楠もその一人クスノキ神にも祈りを捧げて難所に挑みます






鈴木さんの生地そして熊野路唯一の本地仏を祀る藤白神社でこれから先の安全祈願…



藤白は藤代?
ガイドブックの漢字は藤代王子
現場で確認、両方存在、、違いはなにかは謎のまま


有間皇子のお墓と歌碑を拝み藤白神社をあとにします




いざ、古道最初の難所の藤白坂へ


今はなき紫川をひとまたぎ


有間皇子にごあいさつみちのりは藤白坂へと続く登り坂


ここから先は丁石地蔵さんが道案内




てくてく、てくてく、
いにしえの道へと様子が変わる藤白坂


彼岸花が咲く藤白坂道をてくてく、てくてく






竹藪からの木漏れ日も神秘的に感じます


七丁目はなぜか派手?
ラッキーセブンはむかしから?


登り疲れてきた頃に
筆捨松に硯石






坂道を上がれば景色が代わる

塔下王子がお出迎え






しばしの休憩おにぎり食べてお腹を満たしたあとは

熊野路第一の美景とある御所の芝から和歌山一望




登ったあとは下ります
青々としたみかん畑をくぐり抜け







下り終えたら橘本王子がお出迎え







鴨川にかかる橋よりコンパクト
加茂川にかかる木製の橋も風情があります



そして加茂川を上流へと歩みをすすめます



続く所坂王子は橘本神社にあります
そしてこの神社なんとすごい神社でした!



神社に寄付をした会社の共通点は…




そう!下津町の奥里で全国区の老舗のお菓子の会社に奉られるこの神社知ってました?



境内には一本の植樹が、、
その木は『橘』


古代日本で海の彼方の理想郷といわれた、常世の国から橘の木を持ち帰り、この地に日本で最初に植えたと伝えられています。その橘の木に実った果実がみかんとなり、それが菓子となったことからここ橘本神社がみかんとお菓子の神様となったそうです!

和歌山にお菓子の神様が居たなんて!知らなかった~

ここもっとPRしたらいいのに和歌山県と思いながら

和歌山県の無形文化財の泣き相撲でしられる
一壺王子のある山路王子神社へと






さて、歩みを進めます!この日二つ目の峠へと…


登る、登る、ひたすら登る


バテバテのヘトヘト、、試練の峠、その名は拝ノ峠


峠の頂上からは紀伊國屋文左衛門もみかん船を思い眺めたであろう下津の港を一望です!


拝ノ峠を下ればいよいよ有田市宮原へ


有田市第一号の王子は蕪坂塔下王子です!




太刀の宮には猿田彦の名がたしか伊勢でみかけたような
なにやら繋がりもあるのやら、、




ゴールの有田市が遠くに見えてホッとひと息


弘法大師が阿弥陀と地蔵を爪で描いたと伝えかられる爪書地蔵。もみじが紅くなる季節に再び訪れたくなるロケーション




ここからの道は紀の国森づくり基金で歩きやすく整備され




めざすはこの日の最後の山口王子


ふたつの峠越えで足は限界そのぶんゴールの達成感


お待たせしました山口王子


あとは駅へと宮原の町をいざ進む、ひさびさに感じる平坦な道がうれしく思えて軽快に


熊野路との縁を再確認の宮原町
橘屋の橘がこの日は神秘的に感じます


古道最初の難所をなんとかクリアー
この日のゴール紀伊宮原駅


いやー疲れたぶんの達成感っ!
次回はこの地から湯浅へ向かいます。
有田川を渡り、糸我峠を越えると熊野古道の宿場で栄えた湯浅の町へ。
たしかに、藤白、拝ノと峠を超えて湯浅につけばぐっすり眠れたことでしょう。

熊野街道歩き旅…

今回、若かったら一緒に生まれた町の熊野古道を、幼いころに眺めた景色をと言ってくださったお客さまのためにたっぷり写真を添えたブログを書きました。

さて!いっしょに歩けましたか?

熊野までまだまだ長い道のりです、いっしょにボチボチ歩みを進めましょう(^^)

次回その5は来月かな~

つづく。

追伸

その夜はライオンホルモンで栄養補給しました!
ちなみに飲み物は青汁酎ハイです(^^)


Posted by コギー at 19:50Comments(0)